中原武志のブログ

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巨大地震の引き金に? もっと深部だった小笠原地震

気象庁から下記のような修正と説明があったが、納得できないこともある。
小笠原諸島の母島で震度5強を観測した地震気象庁は31日、
地震の規模を示すマグニチュード(M)を8・5から8・1に、震源
深さは約590キロから682キロに、それぞれ修正した。
この修正でエネルギーは約4分の1に減るという。
「非常に深いところの地震で、規模も大きかったので精査に時間を要した」
らしい。 太平洋プレートの沈み込みに伴う深いところで起きたとする説明
などメカニズムについては変更はないという。
だがしかし、プレートの沈み込みと言ってもちょっと納得できないものがある。
通常ならプレートによる地震は100キロ未満である。プレートは約100キロの
厚さだといわれている。100キロメートルもの幅のあるプレートが682キロの場所
まで沈み込んで地震を発生させたと考えると、我々の想像をはるかに超えてしまう。
カニズムの説明に変更はないというが、納得のできる説明とは言い難い。
多分、気象庁や専門学者にも毅然とした説明ができないのではないのではないかと
考えている。やはり特異なタイプの地震と言えるだろう。
 今日、5月31日に起こった地震と比べてみよう。
    静岡県東部 M 2.8  ごく浅い
    硫黄島近海 M 5.6  70キロ
    鳥島近海  M 6.3  10キロ
    静岡南部  M 2.3  ごく浅い
    茨城南部  M 3.0  50キロ
    沖縄近海  M 3.6  60キロ
 以上の6つの地震に比べて、682キロと言うのがどれほどすごいものかが
 分ってもらえると思う。3・11の時は25キロだった。
★ 今回の地震が47都道府県全部に伝わったということは地震波がプレート
 を通じて全国に及んだということにもなる。プレートを刺戟して、東南海地震
 ような巨大地震を呼び起こしはしないかと案じる。
 プレートにストレスが溜まっていることはすでによく知られている。何かのきっかけで
 そのストレスが外れることで地震が発生するのだから油断ができない。