中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

がん関連本の危うさ

 新聞には「がん関連」の本の広告が多い、
 タイトルを見て驚く。「がんが消えてしまう」という表現が
 多いのも共通している。
 がんにならない・・と言う表現もある。
 食べ物とか、呼吸法とかで「がん」が消えてなくなるほど
 がんは甘くはない。
 そのようなことを書いている人に医学博士という肩書が多い。
 医学博士を信用する人がそれだけ多いということか。
 まったく臨床経験のない医学博士が多いことを知らない人も
 多い。
 がんに関しては、なんでもあり・・という感じの本が多すぎて
 腹立たしい。藁にもすがる思いはわかるけど、この手の本に
 騙されないようにしていただきたいものだ。
 昨年から、患者の皆さんに役立つ本を書きたいと思いながら、
 白内障肺塞栓症、第1腰椎圧迫骨折と立て続けてパソコン
 と長時間向き合えない状態が続いて書けないのが残念だ。
 このまま、書けないで終わるかもしれないが、患者に役立つ
 本当の情報を何とか書きたいと・・願っている。