中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

看護師さんたちと接して思うこと

 入院も12日目となれば、多くの看護師さんたちと接する機会
 がある。
 彼女たち(ここでは男性の看護師さんは見当たらない・・・と思っていたら大勢いる
 ことに気が付いた。) は、みんなよく頑張っている。やはり病院の花と言う存在だ
 なと実感している。
 ここは循環器、呼吸器の患者が多いせいか、癌病棟のようなストレスは
 ないのだろうとは思う。
 基本的に看護師に向いている人が看護師になったようなように感じている。
 看護師さんたちには基本的には、患者たちへの優しい心使いができる人が望ましい。
  私の癖で、話はどんどん横道にそれるだろうが、まずここの看護師さんたちを
 高く評価しておきたい。
 これは医師にも言えることだが、日本の場合は医学部入学数と
 卒業数に大きな差がないことは、在学中にあまり淘汰されること
 なく卒業できるのだろう。
 欧米ではそうではない。オーストラリアの場合だが、最初の1学期
 で淘汰され、1学年を終える頃には3分の1が脱落していた。
 卒業できるのは 入学時の4分の1にも満たない。医師としての
 素質が試される局面がそれだけ多いということで、成績の問題では
 ない。日本の場合は、成績の良いものが入学で来て、そのまま
 エスカレーター式に卒業する。でも卒業者が全部医師になっている
 わけではない。
 看護師の場合はよく知らない。看護師になりたいからなったのか、
 看護師にでもなろうかと思ってなったのか・・そのあたりの傾向は
 分らない。
 でも、基本的に看護師に向いているなと思う人が多いのは良いことだ。
 問題はここからだ。
 1) 優しくて、気が利いて、思いやりがあって、もちろん業務をテキパキ
    こなせる。
 2) 気が利かない、思いやりも感じない、これは仕事だからと割り切った
    感じのひと。
 3) 優しさがあるのに、それを十分に生かせないひと。アップアップ感じ。
 
 (1)は、キャパシティの大きい人。
 (2)は、結婚相手には選びたくない人。
、(3)は、キャパシティの小さな人。(経験も浅い?)
 大まか過ぎて分析にもなっていないが、(1)に該当するような人を人材と言う。
◆ ところで、看護師さんたちはストレスがたまるのか、カナダやオーストラリア
  にワーキングホリデーに行く人が多い。
  私は、西豪州、全豪州のジャパンクラブの会長を長らくやっていたので
  ワーホリの人たちとの交流も多く、いろんな事情をよく知っている。
  ワーホリに出て1年間、どのように過ごすのか・・・その人の人生にとって
  大きな課題でもあり、その後の人生にかかわってくることだと思うのだが、
  実態は、あまりにもお粗末な1年間を過ごしている人が多い。
  一番目につくのが・・・1週間もしないうちに、外人男性の腕にぶら下がっている
  光景である。大和撫子はもういなくなったのか・・・と、思うのはこちらが年寄りのせい?
  外人男性は優しいと勘違いしているらしい。彼らが車の助手席のドアを開けるのも
  すべて、単なる習慣であるのだが・・、それを優しさと思い違いしているらしい。
  そして、これは事実なのではっきり書いておくが、日本女性に近づいて来る
  男性は、ちゃんと目的を持っている。
  彼らは、セックス以外にも目的があって日本女性と結婚したいのである。
  なぜだろうか、その答えは、日本の親は金を出すからだそうだ。
  あちらで結婚する。大きな家が、日本ではマンションを買う程度の金額でかえる。
  その金を女性の親が出してくれる。1年間ともに住んだのちに離婚と言うことに
  なると、半分の権利が彼の側にも発生する。それを狙っている。
  ある・・大きなモノレール会社の社長の娘の場合などは、大きな邸宅を親に
  3つも買ってもらい2児をもうけたが、あっという間に半分とられてしまった。
  これは被害者側の証言と言うより、オージー(オーストラリア人)が平気で
  吹聴している事実でもある。
  豪州・パースで社会福祉法人 サポートネット虹の会を設立し会長を6年間
  勤めたが、ワーホリで優秀な人に出会ったのは一人だけであった。
  彼女は1年間、ナーシングホームへ毎日出かけ、数時間を老人たちの足の
  マッサージを続けた。1年後に市長から表彰されたものだ。
  自宅で毎年、南極観測船「しらせ」の艦長以下幹部たちを招いてのパーティ
  を開催していたが、彼女はこれにも出席し、その後は毎年のように東京はるみ海岸
  まで「しらせ」の出港に見送りに行っているそうだ。あれがきっかけとなり、歴代艦長
  はじめ幹部たちとも親しくしているらしい。
  今では千葉で子供にも恵まれて幸せに暮らしている。むろん、看護師も続けている。   
 ワーホリには、何のために行くのか。外人とのセックスが目的なら簡単に果たせる。
 でも、病気をもらうなよ。金を貸すなよ。絶対に返してくれないから。
 外人男性と親しくなって英語をマスターしたい・・と言うのなら、それは甘すぎる。
 なぜなら、近寄ってくるような男性は、大体が能なし野郎なのだから、学ぶことは少ない。
 日本の医師も看護師も、その資格で西欧諸国で働くことはできないのだから、そんな
 機会を求めないこと。1年間、どんな目的を持って過ごすのか。それはあなた次第で、
 大きくもなれるし、小さくもなる。1年間は、あっという間に過ぎるが、得るものと失うもの
 の差は大きいと思う。