豪州で14年間、カジノを見てきた経験で書く。
日本にカジノをと言われて久しいが、それが現実的になってきた。
日本最初のカジノは大阪の地に作られようとしているが、いずれ各地にも
カジノができるのだろう。
大阪万博が誘致された場合の跡地にカジノが作られるようだ。流れを
見ているとほとんど間違いなく大阪にカジノが作られるようでもある。
カジノ経営には余程美味しい魅力があるらしく、アメリカの企業家が大阪の
地下鉄の延長費用負担も含めて1兆円を出すと言っている。
カジノでのギャンブル依存症防止のために、入場料を2000円にし、入場
を週に3回または28日間で10回という制限を設ける案が出ている。こんな
馬鹿げた規制案をだれが考え出したのだろうか。
私は豪州・パースで2000年までは南半球最大と言われたカジノで14年
間カジノを楽しんできた。そこで見たこと、感じたことも含めて書きたいと思う。
豪州の場合はカジノ入場料はいらない。豪州人、外人の別なく無料である。
だが年齢チェックは厳しく、服装チェックもかなり厳しい。ジーンズでの入場も
できない。
アメリカのラスベガスの場合は、どのカジノも入場料は取らない。服装チェック
はあまり厳しくない。スイスなどヨーロッパのカジノは数少ないが服装チェックは
厳しく、南仏のカジノではうるさい。
シンガポールでは入場制限を月8回と決めているようだし、国民には入場料を
8千円と決めている。
日本でギャンブル依存症が疑われる成人は283万人と推定されている。たぶん
パチンコ依存症数から割り出したのではないかと思える。
このような依存症の人は(タバコ、アルコール、薬物も含めて)自己規制が
できないタイプの人たちだと、私は思っている。止められないんだよ・・と言って
いるような人たちはカジノ依存症にもなりかねない。 (2へ続く)