中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

各紙の小泉発言の取り扱い方

 11月12日、元首相の小泉さんが日本記者クラブで記者会見を行った。
小泉さんは、福島第1原発の事故により、思いを新たにして原発
是非について考え、外国へ足を運び各国の現状視察などをして、原発には
未来がないと腹を決め「脱原発」を発表した。
 ところが、この時の記事は、各紙によって大きく報道姿勢に違いが
あったようで、おもしろいというか、馬鹿らしいというか、腹立たしいと
いうべきか、これが新聞というものかと改めて思う。
 主要6紙の翌日朝刊には東京新聞朝日新聞毎日新聞が1面から
の大ニュース扱い。産経、讀賣は黙殺に近い過小は記事にとどめた。
日系に至っては、記事を掲載しなかった。
 6紙にこれほど大きな違いが現れるニューズも珍しい。
 どれを読んでも同じではないのだ。新聞社の都合で書いている。
国民に本当のことを知らせようなんて、新聞社は考えてもいないのだと
いうことがわかる。
 昨日も書いたが、「核再処理」ができないことが確実になれば、日本の
原発政策が根本から崩れてしまう。だからこそ、根本が崩れないように
しようと悪あがきをしている。使用済み燃料を再処理すれば永遠に
サイクルし続けられるという夢のような発想は、もう諦めなければならない
局面になっているのに、ここにきて改めて安全申請をしなければ、
政府の「立つ瀬」がなくなるからでもある。
 毎年巨大は費用が今も発生している。100%無駄使いなのだ。
消費税増税問題と絡んで、今後はこの方面の無駄使い究明が必要
だろう。