小泉さんは首相在任が長かった。ほかに長かった人は中曽根さん。
どちらもアメリカとうまくやってきたのが特徴だ。
小泉さんは、当時のアメリカの希望を大幅に受け入れて市場開放
路線をとった。一連の小泉路線で多くの弱者が辛い目にあった。
前期高齢者とか後期高齢者などという嫌なネーミングの高齢者冷遇
路線もそうだし、市場開放でスーパーマーケットが乱立し、零細な業者が
廃業に追いやらた。
小泉政策によって泣かされた国民は少なくない。
当時私は豪州にあってＪＡ・ＮＥＷＳ紙に小泉批判を何度も書いたものだ。
今回、小泉さんは脱原発を唱え、内外の記者にもそれを訴え、ついに
それだけではない、小泉さんは「原発ゼロでも日本は発展できるという
グループと、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」
とまで言い切っている。
原発問題を骨の髄まで理解したからだと彼は言っている。本当なら嬉しい
ことだから、私も応援したい。彼は首相当時に悪評だった部分を知っていて
埋め戻そうとしているかのようだ。
何が国民のためになるのか、とことん小泉さんの力で訴えてほしいものだ。
