中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

今年最初の散歩をしました

 1昨日、今年最初の散歩をしました。
妻は二日に一度家の掃除をします。大きな家ではないのに、やり始めると
1時間半はかかる。掃除機をかけ、そのあとでフローリングを磨く。床は全部
フローリングになっているので、前後に揺さぶりながらの磨きは楽ではない。
妻の体調を気遣って「そんなに丁寧にしないでもいいんだよ、3日に一度だって
いいんだよ。何しろ二人住まいなんだからさ。と言っても、妻はペースを変えようと
しない。しかし、掃除をすることは妻の運動になっていることは確かなので、
じゃ・・私も少しは運動をしなくっちゃ・・・と、重い腰を上げて散歩に出かけた。
 とにかく我が家は、家を一歩出れば下り坂になる。と言うことは帰路はすべてが
上り坂になると言うことで、どこまで下さるかを考えて歩きはじめないと、行きは
よいよい帰りは恐い・・ということになりかねない。
 携帯電話の散歩計をみれば、今年に入ってから毎日500歩~700歩程度と
なっている。と言うことは、ほとんど椅子に座っていたということだ。
 1昨日、ベランダにおいてある寒暖計をみると(カナダ・バンクーバーに移住した
時から、出掛ける前に、ベランダの寒暖計をみる習慣がついている)外の気温が
10度と、比較的暖かかったので、やっと外に出る勇気??が出たというわけだ。
 とにかく、思い喘息患者なので、風邪をひくとすぐに肺炎に移行してしまうから、
外出や、寒さには用心してしまう。
 前置きはともかく、久しぶりに散歩に出てみたものの、風は冷たくやはり寒い。
マスクをしていると、眼鏡が曇ってしまうので、眼鏡を外す。これまでにも一人で
散歩したことはあまりないので、つまらない。せっかく出てきたことだから、あそこまで
は行ってみようかと、住宅街のはずれにある小さな公園まで行って、そこからUターン。
  変化に富んだ散歩道があるので、そちらの方を通る。急な階段を上っていると
山肌に寒椿が咲いている。その美しさにしばし見とれていたが、気が咎めながらも
一枝一輪を手折ってジャンパーのジッパーを開けて懐に収めた。
 帰路はすべて登り・・だんだん息が荒くなり、ついには太股の筋肉が歩くことを
拒否するようになる。怠けてばかりいるうちに、老いの上に怠けが重なって大切な
筋肉までダメになっているようだ。クソッツ!!とばかり、歯を食いしばってようやく
我が家にたどり着く。息が上がって、頭は今にも脳梗塞が起こるのではと思うほど
詰まった感じでどうにもならない。僅か20分の散歩なのに・・・・。
 妻はまだ掃除中だった。
懐から「寒椿」を妻に手渡すと、「きれいね」といって一輪差しに飾ったが、部屋の中が
暖かく、2時間もしないうちに蕾が開きかけたので、慌てて気温の低いトイレに移す。
我が家のトイレは比較的広い。便座に腰かけて眺める寒椿は、葉の緑と花の紅が
鮮やかで、見とれるほどに美しい。寒椿を観たいがために、何度も便座に座る。
 一句詠みたい衝動にかられて詠んではみたが、どうも気にくわない。
読者の方に教わりたいものだ。では、未熟な句を・・・・
 「散歩して 懐に入れ 寒椿」
 「寒椿 便座のまえで かがやいて」
 下手やな~あきまへんな~~。 散歩数は僅か2700歩でした。