中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

国民に出費を押し付ける日本と言う国

 まあ、とにかく聞いてください。日本と言う国は、国民の方を向かないで
企業サイドにべったりだということの、一つの証明を書いています。
 
 私は今猛暑の中にいます。部屋の中なのですが、暑いのです。
実はエアコンが効かなくなりました。突如朝から冷房が効かなくなるなんて、
拷問に近い苦しさです。
 六甲山の中腹なので、下界よりは3度ほどすぞしいのですが、それでも
窓の外の寒暖計は32度を示していて、部屋の中も同じ温度です。
 
 このマンションは築17年です。私たちが入ってから丁度7年になります。
とても眺めがよくて、マンションの作りも実によくできています。とにかく
隣とか上下の部屋からの音がしません。隣室との間には凹になるように
設計されているから、少々大きな音を出しても深夜でも隣室に迷惑を掛ける
こともなく暮らせるようになっていますから、快適です。
 
 ところが困った問題も山積しています。設計者が凝ったのでしょう。内装も
とても素晴らしいヤマハ製の家具で統一されています。システムキッチンも
ヤマハ製でとてもきれいですが、戸棚の扉を支えているヒンジ(蝶版)が
上等過ぎて、故障した時に大変です。
その蝶板を扱っている業者は近くにはいないので、わざわざ遠方から来てくれ
るのですが、たった一つ交換するのに1万円以上もしてしまいます。
普通の蝶板なら、近くのコーナンなどで数百円で売っていますから、自分で付け
替えられるのですが、つか変えようと思っても、扉に新たな穴を作らなければならず、
扉が特別な資材で作られているので、それもままならないというわけです。
 
 今日の本題はエアコンのことです。
このマンションが建てられた当時に、大阪ガスが六甲山周辺やHAT神戸周辺の
新築マンションに働きかけて、ガスエアコンの普及に積極的に乗り出したようです。
ところが、7年ほど前に製造を中止しました。そして修繕に必要な部品の製造まで
止めてしまったようです。
 3年前に故障した時に「他は問題ないのですが、基盤が壊れていて、交換する
基盤がありません」と言うので、猛然と抗議したところ、「全国の支店に連絡して
やっと一つを見つけだしました」と基盤を交換しただけで簡単に動き出しました。
 しかし、次回に故障になった時には基盤はないものと思ってくださいとも申し渡
されたのです。基盤は10年間は持つだろうとのことでしたが、今回3年でだめになって
しまいました。
 英国や豪州などでは、消費者を守るために部品の調達に不足が起こらないようにと
言う配慮があります。とても物を大切にする国だからでしょう。日本の場合は、使い捨て
感覚で考えるようになってきているためか、政府は法律で部品確保の年数を決めて
い名ようで、製品の耐用年数から割り出して企業が独自で決めるようになっているようだ。
消費者の側に立てば、基板などの重要部品は製造中止後30年以上確保してもらわ
ないと困ります。
 その上、困ったことにこのマンションは勝手に壁に穴をあけられませんから、エアコン業者
に頼んで壁掛けエアコンをつけられないことになっています。すべて天井埋め込み式エアコン
なので、一式電気式エアコンに取り換えるのに百万円近い出費となるのです。
 年金生活のものにとっては大変な出費です。なるべく温和に書いていますが、腹の中は
煮えくりかえるほど腹立たしい思いでいます。
 このような問題は、日本人の生活に大きな問題を残しているのですが、みなさんは
感じたことはありませんか。使い捨て文化にどっぷりつかっていると感じないかもしれません。
 車検などもその一つ。交通の安全のためなどと言うのは嘘っぱち。免許更新の際の手続きのあり方も同じ。国民より起業サイドに向いた姿勢を強く感じます。国民に出費を押しつける
制度が山ほどありますが、気がついておられますか?