中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

第2の人生(22)

 豪州・パースに移住して半年間は、ガーデン改造やステンドグラスの玄関ドアー
作成など家具を揃えることで時間が過ぎた。
 毎日があわただしく過ぎ去っていき、 メンバー制のゴルフ場のメンバーになれたのも
半年以上過ぎてからだった。
 そのころになって、日本クラブという邦人の組織があることを知って参加した。
初めて会合に出て、しばらく経った頃に、日本クラブの良くないうわさが耳に入るようになる。
今もパースに在住している方々に関係するので、詳しいことはここでは書けないが、
ざっとした話なら書いてもいいだろう。
 もめごとは、私が移住する前年に、当時会長だったN氏が、役員の一人であるH氏に
向かって、「同胞である、日本人相手に詐欺まがいの行為をした」と、役員会の席上で
批判をしたことに端を発するらしい。
 詐欺まがいの行為があったかなかったかについては、ここではふれない。しかし、
H氏を擁護する役員たちが会長の追い出しを図ったことは明らかなことだった。
何しろ、総会で「会長罷免決議」の動議を出し、賛成多数(わずかに数票差だったようだが)
会長を追い出してしまった。
 追い出されたN会長は、罷免されたことに納得できず、H氏の行為を文書にして
多方面に送りつけたために、泥合戦になってしまったようだ。
 と言うわけで、私が初参加した時は、まだまだ問題がくすぶっていた時期だった。
 前にも書いたが、「日本人村」が、こんな形でも現れていた。このようなあまり望ましい
状態でないばあい、そこから 身を引く方が無難なのだが、私の場合は積極的に解決
に向かうという、困った性格の持ち主なのだから、始末が悪い。