中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

残された動物たち

原発事故によって立ち入り禁止となった地域には多くの動物が
残されたままになっている。
福島県によると、原発20キロ圏内の避難指示区域に牛約3000頭、
豚約3万匹、鶏約60万羽が取り残されているらしい。
このほか、犬や猫などのペットがかなりの数字になるようだ。
 
すでに牛舎内で死んでいる牛の姿や、痩せこけて餓死寸前の牛が
放映されてショックを受けた。
誰よりも、飼い主の方がこの映像を見れば、どんなに嘆くだろうか。
沢山胸をかきむしられる想いだろうと思う。とても辛いことである。
ペットを飼った方ならばその心情は理解できると思う。
私は、似た経験を持つだけに、胸が締められる想いがする。
 
犬などが野生化するのを防止するために、人為的に殺そうと言うことに
なっている。
牛舎や豚舎などで死んだ牛や豚には、石灰を撒いてそのまま放置する
らしい。むごたらしい、屍の街となる。
 
汚染地帯には、今後何十年間と人は住めないだろう。
家畜たちは、餓死したり殺されて、そのまま放置される運命にある。
なんとむごたらしいことか。この世の地獄である。