セシウムが検出された。
牛は、その検査をすり抜けて東京都の食肉処理場に持ち込まれたようだ。
問題は、牛の体表面の測定値ではなく、枝肉からセシウムが検出された
ことである。
原発事故後、牛がどのような餌を与えられていたかも問題となるだろうが、
いずれにせよ、事故後約4カ月の牛の体内被曝が基準の4倍半もあったと
言う事実は、人間にも当てはめて考えることができる。
どうしてこの言葉問題化しないのか不思議だが、おそらく人心不安を招か
ないようにと政府は願っているのだろう。
福島県内の全員に被曝検査が行われていることになっているが、ぜひ
しっかりと検査を受けてもらいたい。
内部被曝は、体表被曝の何倍も怖ろしいものだからだ。もちろん、直ちに
体調変化は起こらない。だからこそ怖いのだ。