中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

深刻さ益々厳しく

心配していた通り、福島第1原発事故は日を追って厳しさが増してきた。
普通の事故ならば、事故経過後は、日を追って改善されていくものであるが、
この度の原発事故の場合は、そうはいかない。それは事故の性質が単純では
ないからである。
地下に溜まった汚染水の放射線濃度が、1か月前の250倍にもなったという
ことは、恐ろしい現実である。
 
ふつう放射線には半減期と言うものがあって、日を追って少なくなってくるものなのだ。
ヨウ素131などは8日間で半分になる。セシウム半減期が30年と長いが、それでも
減り続けるのが普通なのだ。
それが、僅か1か月間に250倍にまで増えたと言うことは、どういうことか。
たぶん、それらの汚染水は地下にも漏れているのだろう。その上で、冷却時に
 
どんどん濃度が高くなるほど、作業員は近づけない。
人が近づけないと、作業は進まず手の施しようがない。
だからと言って放っておけないのが原子炉の恐ろしさなのだ。
こんな厄介なものを、これからも続けたいと選択する国民や議員が存在する事実も
恐ろしい。なにも分かってないからなのだろうが、早く分かってほしいものだ。