中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

500倍を超える放射線量の垂れ流し便所

 先日、トイレのないマンションについて書いた。ご存じのように
原発で使われた後の「使用済み燃料」を処分する方法も場所も
まったく考えないままで原発を作り、稼働を続け、使用済み燃料を
日々作り続けるという現実のことをいう。
 福島第1原発は事故のために廃炉になるが、廃炉までの道筋は
あと50年もかかるといわれるが、それが終わっても使用済み燃料の
処分方法はない。
 福島第1原発の場合、地下水がどんどん湧いてきており、汚染水
がとどまることを知らない勢いで、汚染水を貯めておく場所も追いつかない
ありさまだ。
 それだけではない、今回の地下水検査で通常の500倍を超える放射線
検出された。半減期が長いストロンチウムも検出されている。
 海に流れ出したかどうかは確認できないというが、地下水を防御できない
以上は海への流出はあると考えるのが普通だろう。
 原発はいったん事故ると、どれほど厄介なものか。事故がなくても使用済み
燃料の処分もできないでは、これから日本という国で生きていく若い人たち
申し訳ないとは思わないのか。
 それを許し続ける「馬鹿な国民」が悪いのか。
 あの戦争を起こした人たちと、平和な日本に、地震国に作ってはならない
原発を作り続けた人たちとは同罪ではないだろうか。
 戦争の場合は、負けた側に戦争責任というものが与えられる。
 同じように、原発事故を起こした国は、原発建設責任を取ってもらいたいものだ。