昨日、全国で一度に３４人もの投資詐欺グループが逮捕された。
最近は一般大衆に投資を呼びかける詐欺が蔓延しているのでは
ないかと懸念していた矢先の逮捕劇だった。
私がどうして懸念していたかというと、怪しげな話を聞いたからだ。
彼は投資を呼びかけるというよりも、こんなすごい話があるのですよと
いう姿勢で話してくる。
たとえば・・・「ナノカーボンでバッテリーを作れば、ボーイング７８７に
積まれているバッテリーのように加熱するという心配はいらない。
そういう夢のようなバッテリーがすでに出来上がっているのです」と言う。
このような話に、凄いな～と思って食いついてしまえば、彼らの餌食に
なってしまう。確かにナノカーボンバッテリーは研究されてはいるが、
詐欺グループが話す内容は、あまりにも幼稚すぎてすぐに「嘘」だと見抜ける。
おれおれ詐欺、振込詐欺、各種の投資詐欺、世の中には人をだまそうと
している人が多いという現実を知っておくことも大事だが、何よりも「うまい話
はない」というを肝に銘じておかねばならない。
「騙された」ということは、とても恥ずかしいことなのだ。
騙されるということは、欲張りの裏返しであり、うまい話の裏側を見抜くだけの
知識がなかったということでもある。
「欲と無知」が騙される要因だと認識しておこう。
あまり世間に出ない私でも、最近「だましの要素」を感じてきた。
若い人たちにも「小規模投資」の話が広がっているとも聞く。
たとえ１万円でも１０万円でも、投資するからには、しっかりいろんな知識を
持つように心がけていただきたい。気を付けましょう。
