58歳の若さでした。
このニュースに接すると、すぐに原発事故でがんになったのでは?と考える
人が多いでぢょう。
でも「がん」というのは長い期間をかけて診断できる大きさに育つものなので
がんと診断された2011年11月から逆算すると、原発事故とは直接的な因果関係は
ないものと思います。
しかし事故当時には、すでに「がん」が体内で育っていた時期であり、あの過酷な
現場の中にあって指揮を執ったことで体力を消耗し、がんを早く増幅させたといえる
のではないでしょうか。
また吉田さんは、長い期間に亘って放射能を浴びる現場にいたわけですから、
原発事故が原因でなくとも「がん」になった因果関係は否定できないでしょう。
なによりも、あの想像を絶する事故現場。世界で最も大きかった原発事故の
ただ中にあって、どれほど神経をすり減らしたことでしょう。
あの当時、日本という国がアメリカに乗っ取られるかもしれないと当時の政府が
考えたらしいことは、事故後に検証され書かれた本に詳しく書かれていますが、
日本国民の多くはその事実さえ知らないのでしょう。
この件に関しては、また書くとして、今日は吉田さんに心から弔意を表したい。