中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

原発事故後の現場の混乱

 福島第1原発事故の発生当時の、現場の混乱ぶりは、そこにいなくとも
想像はできた。アメリカのスリーマイル島での事故当時の時系列を追っての
記録を読むと、福島でも当然混乱が起こっていたことが予想されるからだ。
 その上、福島では全電源が失われて「真っ暗」になってしまったのだから
なおさらのことである。
 朝日新聞は、事故発生当初からの時系列的な全記録を入手したと
報じている。当時から言われていた通り、ベント操作に苦しみ、注水に
難儀していた様子が読み取れるらしい。
 一日も早く、それらの状況が明らかにされることを待ち望んでいる。
その上で、事故に至った原因が究明され、今後に生かされるべきだ。
 人間は、いざという時に、的確な判断と行動が出来るとは限らない。
大事故には至らないと信じ込んでいる心には、いざという時の備えは
出来ていないものだからだ。
 「思いもよらない」大事故が発生し、真っ暗になって、動揺するのが
当然である。現場を擁護しているのではなく、だからこそ、地震大国に
原発などもってのほかだと言いたいのだ。