今日、東電の会長が(社長は体調を壊して入院とか)記者会見の中で
「1号機から4号機は、廃炉にせざるを得ない」と発言した。
なんと言う非常識な発言だろうか。
そもそも、予備電源が動かなくなった時点で、いち早く決断し、海水を
入れておけば、水素爆発を起こすこともなく、これほど放射線をばらまくことも
無かったはずである。
安全よりも経済性を重視したがために、対策が後手後手に回り、今のような
非常事態を招いてしまったのだ。
放射線をばらまいている、とてつもない事故なのだ。
廃炉は当然のことであって、せざるを得ないような問題ではない。
今後の収束に向かっての正確な方向性も、未だに打ち出せていない。
専門家が応援に駆け付けているが、はたして的確な対策がとれるのだろうか。
これまで世界が経験したことのない非常事態の中で、収束に向けての世界的
知力の結集で、この事態を乗り切ってほしいと心から願っている。
次回は、収束に向けてどのような対策があるのかを考えたいと思う。