中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

誰を首相にするか

政治が大きく動くときに新聞社から電話がかかってきてアンケートを
要求されることが多い。
この前は、民主党大会の折だった。
菅さんと小沢さんのどちらが勝つと思うか。どちらを支持するか。
その理由はなにかなどである。
もちろんペーパーによるアンケート調査のように、いずれかに
○をつけると言うものではなく、記者との会話の中でのやり取り
なので、自分の考えを充分に言える。
どちらが首相にふさわしいかと言うことより、10年先、100年先の
日本にとってどちらが国益があるかを基準にしないと、日本と言う国は
このまま沈んでしまうのではないかという私の考えを述べた。
小沢一郎は、金の問題で国民の信頼をすっかりなくしてしまった。
小沢を攻め立てる野党の自民党は、自分たち自民党が戦後60年
に亘って金に汚れてきたことを棚に上げている。
小沢体質は自民党体質だということを忘れてしまったかのようだ。
さて、この二人に絞ってどちらが国益に沿うかと考えると、とても
ではないが菅さんに手を上げるわけにはいかない。
国益を考えるならば小沢さんだろう、と私は答えておいた。
私は、個人的には小沢さんが好きではない。と言うより嫌いと言った方が正確だろう。
このたび尖閣諸島をめぐって中国と角を突き合わせることになった。
中国の傲慢な態度には腹立たしい思いがする。
尖閣諸島は日本が統治していることは国際的にも明らかであるにも
関わらず、中国は資源を目当ての強硬な横車を押してきている。
もし、小沢が首相でも中国は同じ強硬な態度を取ったのだろうか。
田中角栄は中国との国交を開いた立役者であり、貢献者でもある。
その角栄と行動をともにし、中国と厚い人脈がある小沢に対しても、
中国は今回のような強硬な、傲慢な態度を取ったのだろうかと考えると
「否」である。
中国では反日デモが各州で起こっている。官製ではないかとの疑いを
もつ。
腹立たしいが、中国なしでは日本経済は成り立たないのも現実である。
第2次世界大戦のころには欧米列強に囲まれ、腹立ち紛れに
戦争へと向かったが、いまは腹立たしいからと戦争もできないほど
日本は弱者でもある。
要は、政治をしっかり固めることが肝要なのだが、国民の多くは、政治家を
選ぶときに、好き嫌いとか金問題を国益より優先して考える浅はかな人たちが
多いのが現実でもある。
10年先、100年先の国益を考える政治家が出て来てほしいし、
政治家を選ぶときには国益を優先して考える思慮深さがほしいものだ。