中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

暴走列車はどこまでも止まらない(2)

 最近は、中国、韓国とも仲良く付き合えていない。
その原因は日本国にだけあるのではなくて、相手国の中国、韓国にも
ある。
 それぞれの国が、内政に大きな問題を抱えていて、内政をコントロールする
ために外交面で強硬に出ているからでもある。
 国内の問題から国民の目を逸らすためには、国民の目を外に向けさせれば
よい。これはどの国においても元首がとる常套手段でもある。
 国民というものは、どの国の場合もあまり賢いとは言えない。多くの国で、
多くの国民は「長いものには巻かれろ」的な考え方を持っている。
 国民が賢くなっては困ると考えている政治家は少なくない。
なるべくならば、国民は政治に疎く、「お上の言うことに間違いはない」と
考えてくれた方がやりやすいのだ。
 平成の時代にも「お上の言うことは間違いない」と思いたい、信じたい
国民がたくさんいる。その人たちが自民党に300議席も与えてしまった。
300議席を与えた時点で、今の暴走が予測できていた人たちもいる。
 特定秘密保護・・・どんな秘密を隠そうというのだろうか。
原発の情報の秘密も隠したいだろう。今話題になっている匿名作家による
原発関連の小説は、官僚の誰かではないかと思われている。官僚でなければ
知りえない「秘密」が書かれているからだ。この法案が成立すれば、この
小説の続きも書けなくなるだろ。国民は知る権利を失ってしまう。
* 参考::
 原発行政と電力業界の闇を描いた小説「原発ホワイトアウト」(講談社)若杉冽 著
 
 TPP交渉は大詰めになっている。年内締結を目指しているが、どうなるか。
いずれにしても近いうちに締結されるだろう。
 どのような交渉の結果で締結したのかは60年以上も国民に知らされることは
なくなるだろう。沖縄返還の時のような「密約」が外交交渉にはつきものだからである。
国民に隠したい、知ってほしくない、私たちはこうして半永久的に目隠しをされたまま
政治家と官僚に身を任せてしまわなければならなくなる・・それが現実のものとなって
来たのだということを認識しよう 。 まだまだ・・・ありますよ…。