中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

国が生活習慣病になっている

 昨日は、講演会&シンポジウムのあと仲間二人と喫茶室で長い間
話し合ってきた。講演会はがん医療、がん在宅医療などだった。
 今の日本には、あまりにも問題点が多すぎる。それらの問題点を改善
するためには、どうすればよいのか、考えれば考えるほど解決策が
思いつかないほど深刻だ。
 日本と言う国は、長い間に病魔に侵されている。それもかなり深刻な
病状だと言わねばならない。
 かつて「ジャパン アズ ナンバーワン」と言われた。今は「ジャパン
ワズ ナンバーワン」になってしまったが、いずれにしても、一時的では
あっても、世界一だと自他ともに思った瞬間を持った国なのだ。
 その国が、あらゆる面で三流国に成下ってしまったのはなぜなのだろうか。
個人的な生活習慣病と言うのは、日々の生活の体たらくが招くものだ。
高血圧症、腎臓病障害、 糖尿病 · 脳卒中 · 心臓病 · 脂質異常症 · 高血圧 ·
 肥満、そして「がん」も生活習慣病にはいる。
 それらの病気は、食生活が乱れていたり、適当な運動をしていないこと
も原因だが、何より、喫煙、飲酒が見逃せない。長い間に知らず知らずの
内に体をむしばんで、気がついた時にはすでに取り返しがつかない事態に
なっていることが多い。
 日本と言う国は、まさしく「生活習慣病」症状を示していて、すでに回復が
困難かと思われるほどだ。
 世界一かと思われた国が、世界で一番借金の多い国となっている。世界
一の工業国と思われた国が、周辺諸国に食い荒らされて回復の兆しは見
えない。
 アフリカなどの開発途上国などへ多大な援助金を出し続けているが、日本
ではなく中国寄りになっているのはなぜか。外務省の体たらくが原因なのは
明らかなことである。日本の外務省ほど、情けないものはない。エリート意識
だけ旺盛だが、世界を知らない坊っちゃん外交が日本を窮地に立たせている。
 医療の面から考えても、日本は3流国だと誰もが思わないのではないか。
医師たちでさえ、いや医師ほど、そう思いたくないようだ。だがもっと現実を
見てほしい。もちろんの医師の腕前のことを言っているのではない。医療
制度の問題だ。抗がん剤治療を受けている患者が、朝の7時に家を出て、
大学病院で治療を終えて帰宅するまで9時間もかかるようでは、体力が
落ちてしまうだろう。
 退院した患者が、翌日から外来診療で3つも診療科を廻らなければならない
などと言うのはおかしいだろう。89歳のおじいさんが、退院の翌日に抗がん剤
を打つと言うのも間違っているのではないか。
 こんなことが日常的に行われているのが、日本の医療現場だ。
学校には「モンスター・ペアレンツ」がいて、わけのわからない主張をする。
学校は、生徒にマナーを教えるところではなく、マナーは家庭で教えるもの
だと言うのは世界の常識なのだが、わけのわからない親たちが増えている。
 病院に置いては「モンスタ・ペイシェント」と呼ばれる身勝手な患者がいて
医師たちを困られせいる。
 電車の中も、地下街にも普通の人たちの目つきが悪くなっている。とげとげしい
雰囲気だ。和やかさがみられない。
 こんな国にしたのは、全部政治家と官僚のせいだ。政治家や官僚には社会が
見えていない。国益よりも省益を考える官僚は、百年先が見えない。
 百年先が見えない政治家や官僚たちが、「放射線低汚染」のものを300年
掛けて処理すると約束している。低汚染とは、防護服などのことで、今では
何万本ものドラム缶に入れて保管されている。「高濃度汚染」のものは、なんと
百万年かけて処理すると言う。
 百年先も読めない政治家や官僚が、こんな無責任なことを平気で言う。
そんな馬鹿どもたちを選んだのは誰だ。
生活習慣病を発生されたのは、戦後の長~~い自民党政権なのだが、それに
も気がつかない。結局、一番愚かで悪いのは、国民だという結論になる。
 北風と太陽の寓話ではないが、持って回って、我が身の愚かさを知って
ぞっとする。日本と言う国は、本当に遅れている。今持って「世界を知らない
鎖国」であり「井の中の蛙大海を知らず」現象だ。
 20年後の日本は、完全にアメリカの属国になっているか、中国の支配下
に入っているかのどちらかだろう。
 それでいいと言うのなら、仕方がないが、すべての制度を見直さないと
立ち直れないことだけは確かである。