中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

小沢一郎氏の無罪判決で思うこと

昨日、小沢氏の無罪判決があった。
街の声が二つに分かれている。私は、そのどちらも正しいように思う。
しかし、すっきりしない気分でいる人も多いのはなぜだろうか。
今回の小沢さんの問題では、白黒をはっきりさせることができない
クレーだったために、判決もグレーに近い白という感じだと受け止めている。
 この問題には、いろんな要素が含まれている。
まず、戦後長らく続いてきた自民党政治は、もっともっとひどいことを
してきたものだ。小沢氏以前の、自民党の幹部で金にきれいだった人など
いないだろう。あれほど問題にされた田中元総理も、今では「あの人が
日本を救った」まで褒めたたえる人もいる。
 今だって、小沢氏を責められない政治家が多いのではないかと、私は
思っている。小沢氏は、自民党のやや古いタイプの政治家手法をやった
だけなのだ。
 政治には金がかかる。だから政治家は金を欲しがる。自分で集金できない
政治家に親分たちは金をばらまいて、グループを結成するという手法は
これまで受け継がれてきたものだった。
 叩けば埃のでる政治家は、山といるはずだと思っている。
思い起こせば、第2次世界大戦が起こるずっと前から、欧米諸国はアジア
の国々やアフリカの国々を植民地化して荒稼ぎしてきた。
植民地だけではなく、自分の国にしてしまった例がいっぱいある。
 ここでは、それらについて詳しく書くゆとりはないが、アジアの国々の
ほとんどが列強諸国によって食い荒らされ、このままでは日本も植民地化
されるだろうという強迫観念があったものだ。当時の欧米諸国のアジア植民地
化の歴史をしっかり学べば異論は起こらないだろう。
 日本は、これらの列強欧米諸国の真似をして、攻めに出た。朝鮮を植民地
にし、満州に傀儡政権を作ったs。
 言うならば、時代の流れからは少し遅れて、まねごとをしたために「侵略国」
のレッテルを貼られてしまった。
 保守政治家が、何をやってきたかも、歴史をしっかり学べばわかる。もちろん
学校で学ぶ歴史では、そんなことは学べない。学校で学ぶ程度のものは、
今後の学習のための入り口にすぎないのだから。
 話が流れてしまったが、きれいごと好きな人(私もきれいごと好きだが)は、
今回の小沢氏問題を毛嫌いする。
 しかし、政治と言うものはそんなものだし、きれいごとでは何もできないのも
事実である。親のすねをかじっていた鳩山元総理などは、軸がぶれっぱなしで
後の管さんや野田さんに大変な迷惑をかけているではないか。
 きれい好きな人たちの中には、苦労知らず、ボンボン育ち、努力知らず、
塀を乗り越えない楽チン人生の人も含まれている。
 世の中をきれいごととして考えているのだろう。私は以前から、地球温暖化
二酸化炭素犯人説」は、ある種の人たちが意図的に流したものだと思って
いる。そう、原発推進で儲かる人たちが、その犯人だと思っている。理由は
たくさんあるが、ここで書くゆとりはない。きれいごとでは済まされね、汚い
手法が世界を蹂躙している。小沢問題は、金問題よりも、無理やり起訴に
持って行った手法の方が大きな問題だと、私は思う。今後に大きな影響を
残す、強引で危険な手法だからである。