新型インフルエンザ対策はこれで妥当か
あっと言う間に感染が広がった新型インフルエンザ。
17日の段階で21日は感染者は300人にも達しているだろうと、あるところで
予想したがその通りになってしまった。
と、いうことは今後についてもある程度の予想がつくというものだ。
しかし、国も県も市も感染抑え込みに必死の体制を組んでいる。
いまや、感染拡大防止に関連して働いている人たちは、疲労困憊して、その人たちの
健康さえ心配するほどだ。
街に出ると、どの店も暇そうでガラガラの状態であり、売れているのはマスクと
消毒剤だけというありさまだ。このままでは経済も成り立たない。
現在流行しているのは豚由来の新型インフルエンザだが、行政の感染拡大防止
対策は本来鳥由来の強毒性インフルエンザのために作られたマニュアルである。
今回の新型インフルエンザは、弱毒性だといわれるが、新型であるために誰も免疫
を持っていない。そのために感染力が強く感染拡大も早く広がる。
現在は兵庫県と大阪府が中心だが、いずれ全国に広がるのではないか。
季節性のインフルエンザは通常なら3月末には終息しているが、今年はなぜか
いまだに流行が続いているという。従来タイプと新型にどのような共通性があるのか
知らないが、不思議な様相を示している。
全国的に感染が広まったと仮定して、現在の対策が続けて行われるとしたら、
日本はインフルエンザのために新没しかねない。
弱毒性ならば、いいじゃないかと私は思う。
インフルエンザの歴史を学ぶと、夏を経て秋から冬にかけてウイルスに変化が起き、
だんだんと強毒性を帯びるという。
それならば、今の弱毒のうちに感染して免疫をつけたほうがいいのではないかと
私は思い、昨日もマスクをしないで街中をぶらぶらした。
不見識な考え方かもしれないが、もし秋に強毒性に変化しているとしたら、日本列島
は新型インフルエンザに振り回されることになるだろう。
免疫を考えるとき、軽いうちに感染しておくのもよいのかもしれないと考えている。
私はぜんそくなど、重篤な慢性疾患を二つも持っている。だからこそ、秋以降が怖いのだ。