中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

高齢夫婦の日々のあれこれ(28)

 今日は久しぶりのコープに買いに行こうカーに乗ってシーアに行ってきました。

レタス、トマトが一気に値上がりしていたので驚きました。

 年金生活家族には厳しい時代となりましたね。

 私が出かけている時間帯に妻の介護保険の調査員が来ておりました。私も帰宅後に質問を受けました。

 調査員の質問は、要点を絞って言えば認知症かどうかを質問の方向を変えて確認しているだけなのです。認知症でなければ落とされるのです。

私も妻もはっきりと受け答えしていますから、認知症ではないという判定となって落とされるのでしょう。

 私は最近「寂寥郊野(セキリョウコウヤ)」吉目木晴彦著、(1993年芥川賞受賞作品)を読んでいます。

 実は、発売されてすぐ日本から本を取り寄せて読み、その時に豪州にも多くの戦争花嫁さんたちがいたので、近い将来にこの小説のような人が現れるかもしれないと思って社会福祉法人を設立したのですが、戦争花嫁さんたちが、高齢になって認知症となり、どんどん友人を失い、英語を忘れて夫や子供たちとも会話ができなくなっていく。そう言うさまを描いた寂寥郊野と言う小説だったのです。

 実際に社会福祉法人を立ち上げた直後に、そういう人が現れたのでした。もう一度読み直そうと思って今読んでいる最中ですが、味のある小説です。

 これは映画化もされたようです。認知症について関心のある方は是非ともお読みくださいね。