メジャーの選手は、ヒリヒリするポストシーズンに向けてしのぎを削っている。と言っても、可能性があるチームの選手だけだ。
ずっと夢見続けてきたて、ポストシーズンで戦いたいとの夢をへし折られた大谷翔平選手は、いまどのような思いで日々をすごしているのだろうかと思うと、わたしまで胸が痛む。
彼の願いは子供のころからのものであって、その夢が近くまで来ているのに手が届かないというもどかしさだろうと思う。
一方、コントロールが定まらないために、折角の能力を発揮できないでもがいていた藤浪晋太郎投手は、ぎりぎりでメジャーに入ることが出来た。
そのうえ、30球団最下位のチームに入団したにも関わらず、ア・リーグトップのオリオールズに移籍できる幸せをつかみ、どんどんと結果を残し、このまま推移すれば、ア・リーグ東地区優勝チームとして、ポストシーズンにはシード(1)か、もし今後の16試合で不調になったとしてもシード(4)でポストシーズンで戦える。
そこで彼にも登板の機会があるはずだ。いま彼は、ヒリヒリする環境の
中にいる。
だが、大谷選手ほどの実力と結果を残していても、かれには今年のポストシーズン出場ははない。ヒリヒリじゃなくイライラしているだろう。
その心底は計り知れないが、来年以降には、なんとしてもつかみ取って
ほしい。
だが、その時、わたしは見られないだろうと思っている。
だから、わたしも悔しい。
藤浪君には、頑張っている姿を見せてくれとお願いしたい。
チャンスはない。