中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

医師が間違いやすい考え方(3)

前立腺がんのことでは、これ迄に3度誤判断されました。

二度は、腰痛を訴えると決まって(転移)を疑って、病院の予約を取ってしまうのです。

本人の私が(PSAの値が低いので骨転移の心配はありません)と、申し上げてもCTとかMRIの予約を入れられ、病院まで行かされる羽目になります。

前立腺がんの骨転移による猛烈な痛みについてはよく聞かされているので、常に(前立腺がんのマーカーであるPSA)の値には注意しているので骨転移は考えられないと言っても信用されません。

もちろん、かかりつけている泌尿器科の医師の場合は、3ヶ月に一度の血液検査でのPSA値を知っていますから、そう云うな違いはない。

日本の場合の「かかりつけ医」は、かかりつけ医としての教育を受けていないのですが、が異国の場合は、専門医制度と別に、かかりつけ医となる場合には、その教育も受けているのです。

何よりも、「基礎疾患」を持っている場合に、誤診が起こりやすい。

私は、「喘息」も持っています。

11年前、普段は歩くのが早すぎると言われていたのに、どんどん人に追い抜かれる。百メートルほど歩いたらしばらく立ちどまらなければ歩けない。

住宅地での役員会の帰路、苦しくて歩けないのに、犬に吠え立てられて辛い思いをしたので、クリニックヘ行き、医師に訴えたが、喘息の悪化だという。

喘息の症状とは違うと言っても取り合ってくれない。

翌月に、やはりこれは喘息の症状ではないと、強く訴えると、そこまで言うのならCTを取りましょうと院内のCTを受ける。

「ほら、きれいですよ、中原さんがそこまで言うのだからと撮ってみましたが、やはり喘息の悪化としか言いようがありません」ろ言う。

この医者は駄目だと、見切りを付けて、循環器内科の医院へ行ったが、私が事情を訴えているのに喘息の検査をして、来月、他の方面も調べましょうという。

それから4日後に、家の中で二度も倒れた。

押し入れから物を取り出そうとして俯いたら呼吸が苦しくなって倒れたのだった。

事情を電話で伝えると、流石は循環器内科だけに気が付いたのか、

「直ぐ、神戸労災病院へ行ってください。手続きしておきますから」と言う。

病院での検査で「肺塞栓症」が見つかって入院した。

見付けてくださった医師は、「たまたま私がいたので見つけられたのですよ。肺塞栓症は、見付からずに亡くなってからも、他の病名が付けられる」医師の脳裏に肺塞栓症の意識がない人には見つけられないものです。

それからこれまで生き延びています。