中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

な~んでか?

 堺すすむさんの、な~んでか・・・は面白いですね。
 次から次へとネタ作りは大変でしょうけど。
 さて、先日来なんども「HOW DOCTERS THINK」という本に
 触れてきました。
 ある方から「な~んでか?」と問われましたので、ちょっとだけ
 詳しく書いておきましょう。
 この本は、医師だけではなく各方面の方たちにも広く読まれて
 いる世界的ベストセラーでもあります。
 この本をしっかり読めば、物事の考え方にも変化があるから
 いろんな分野の方々からの評価も高いのでしょう。
  医師に関して言えば、多くの医師の場合、患者がすでに持って
 いる病気(持病と言ってもいいが、それが一つとは限らない)に
 考えが固定されて、患者の訴えに耳を傾けない場合が多い。
 私の場合は、医師に肺塞栓症を喘息の悪化だと診された。
 診断とは・・病名を決めるということなのだから、この場合はご診断
 ということになる。命にかかわるご診断である。
 友人の場合などは、股間の激痛で救急車で運ばれ、1週間後には
 ホスピスを予約しておきました・・と言われた。彼は前立腺がんだった
 ために、医師は骨転移ばかりに心を奪われていたのだった。
 実は、尿道結石が痛みの原因だったのだが、この場合も超誤診と
 いえる。
 患者の訴えに謙虚に耳を傾ける医師は少ない。丁寧に話を聞いていても
 頭の中では、持病関連の病気を考えている。
 もしかして、この患者は、持病以外の病気かもしれない・・・と、考えられる
 医師は少ない。
 そういう話をすると、医師たちは忙しいから・・とある大病院の医師は言った。
 固定概念で考えないで、目の前の患者の声に耳を傾ける医師が多くなる
 ことを期待している。
 この本を、かかりつけ医に読むようにと渡したが、彼は読んでいないようだ。
 多忙というよりは、前向きな気持ちがないのだろうとおもう。
 この先生の視野が広がれば、すごい医師になれるだろうと思うだけに残念。
 「医師と患者のコミュニケーション論」という本も、ぜひ医師たちに読んでほしい
 のだが・・・読まないだろうな。