中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

18歳成人は妥当かどうか

今日から18歳で成年となる。

私の父の時代には、15歳になると一人前として社会に出て働いた人が多かった。

15歳までに「読み書き算盤」を習得出来ていれば、

社会に出ても出世できるチャンスがあった。

今はどうか?

名も知らぬ大学が雨後の筍のように作られ、大卒は、掃いて捨てるほどいる。

フランスのように、同じ大卒でも学んだ大学によって初任給が異なるということもない。

ソヌボンヌ大学卒ともなれば、別格扱いだ。

日本は公平なのかどうかわからないが、大卒の初任給は決まっている。

大学へ行っても勉強せずに遊んでいた人も多いだろうが、アメリカの大学生(豪州もそうだったけど)は、遊ぶ時間がないほどの宿題が出される。

日本の大学で、遊ぶ時間もないほど勉強させられた人は少ないだろう。

世界を見渡しても、同じ大卒でも事情は大きく異なる。

そのようにのんびり育った18歳が成人だなんて大丈夫かと思ってしまう。

成人の心構えがある18歳は何パーセントいるのだろうか。

豪州では、18歳になると家から出て行けと言われる。若者同士家を借りて住む。

日本の明治期まで存在していた若者塾のように切磋琢磨する機会になるのだろうか。

今日から成人となった人達は(甘ちゃん)ではなく、社会の中で責任を負う立場になったことを認識してほしい。

周囲の人達も、成人として向かい合ってほしい。

日本の未来を背負う大切な新成人なのだから。