戦争というものを知らない世代が多くなっています。
というよりも、知っている人がほとんどいなくなってしまった。
戦争というものがどのようなものかを知っているのは、多分わたしの年齢あたりで終わりでしょう。
現在87歳以上の方でしたらご存知でしょう。
妻は82歳ですが、戦争のことは何も知りません.戦後の飢えも経験していないようです。
戦後の飢えは、住んでいた場所によって大きな違いがありますから。
87歳以上の方で生存しておられる方は多いと思いますが、私とし同年程度では、都会か都会に近い地域でないと、戦争を知らないかも。
沖縄県の人々ならよくご存知でしょう。
国会議員の中にも、戦争を知らない人たちばかりです。
何を言いたいのかと言いますと、戦争というものは、体験者と知らない人たちでは、考え方が大きく違うだろうなと思うのです。
美空ひばりが「ここに一本の鉛筆があれば、船倉は嫌いだと書く」と歌ったように(彼女は体験はないはず)怖い思いをした人は、戦争は嫌いなのです。
知らない人は、ゲームのように思ってしまう恐れもありますが、知っていると「戦争は嫌い」なのです。
日本にも戦争の危機があります。
でも、戦争が始まったら終わりです。