中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

21世紀と中世と何が違うのか?

中世には、今ロシアが行っているようなことがあちこちで行われていた。

近世になって国際間で条約を結ぶようになってから、少なくなったのかというと、実はそうでもない。

戦前にパリで不戦条約が結ばれた。

「締結国は紛争解決のために戦争に訴えることを避非難し、その相互の関係において国家政策の手段として戦争を放棄する」

自衛以外の戦争が違法であると定めたパリ不戦条約の文言です。

この条約が批准されたとき、日本の浜口雄幸首相は、次のようにコメントした。

「人類幸福の上で慶賀にたえません。各国は国家政策遂行上の手段としての戦争の放棄を永遠に遵守し、世界平和の実を上げることを心より希望する」

と。

素晴しいコメントではありませんか。

ところが、この2年後に満洲事件が勃発したのでした。日本が、まっ先に条約を破って満洲に兵を送ったのでした。

中世ではよくあった(不正な)出兵をなくそうと、

近世になって条約が行われた。

今は21世紀です。

だのに、ロシアのウクライナ侵攻があった。

人間は、いつまで経っても賢くないのか狡いのか。

私の思うには(単純かつ馬鹿げた思いだが)、アングロサクソンは狡い。

今回もアングロサクソンが、狡く仕掛けた罠に、中性的思考のプーチン大統領とその周辺が(嵌められた)感があります。

かつて日本が間違えたように、ロシアも間違えた。

だが、世界の歴史を紐解けば、そこには必ず(仕掛けが)あり、多くの場合、その仕掛けがアングロサクソンによって作られている。

世界歴史を、詳しく読み解く以外に私の言っていることを理解して貰えないだろうが、、、。