オミクロン株について新しい情報を書き続けていますので、毎回しっかり読んでくださいね。
オミクロン株が怖いのは、とにかく感染力が強いことです。
デルタ株よりも3倍から4倍早いと言うことは異常な速さです。
ウイルスが気管支まで届くのは、デルタ株の27倍の早さですから、気管支の弱い喘息患者には恐ろしいウイルスです。
一方、デルタ株のように肺に感染させる能力は、
10分の1ですから、肺炎にはなりにくいのです。
肺炎に移行しないと軽症状だと判断されます。
熱が出て、強烈な咳が出て喉が痛くなる、でも、この症状が四日間続いても「軽症状扱い」ですから、
やはり感染したくないですね。
オミクロン株が怖いのは、猛スピードで感染させることです。
デルタ株の恐ろしさは、毒性が強いことです。
肺炎になりやすい、血管系がウイルスに侵されることで後遺症が発生しやすいのです。
オミクロン株は、一年も前から存在していたのです。突然暴れだしたので、オミクロンと名付けられたのです。変異が50箇所ほどあり、そのうち人間の体内に入る手段に使う突起部分のスパイクタンパクに30箇所の変異があると言うものです。
デルタ株を含めて、これまでの新型コロナウイルスに感染している人にも(再感染させる)能力を持っています。
ワクチンの接種を2度受けている人にも感染させる能力を持っています。
子供たちにも多くの感染が見られます。
面として拡がる能力は、デルタ株より強烈ですが、症状はデルタ株より少ないのではと考えられています。
新しい論文で、まだ査読(世界の代表的な科学雑誌に投稿した場合、専門家による査読という手続きを経て論文が掲載されます。査読を受けたからと言って正しいとは限りませんが、査読を経ていない論文かどうかも目安にはなります)を経ていないものですが、オミクロン株に感染すると、デルタ株に対する免疫ができるようだ。そのために、デルタ株が新しく感染させることができなぅなって、オミクロン株への置き換わりが生じていると言うものです。
私は、この論文に興味を持っています。
猛烈な感染力でアメリカでは30日に一日で647、067人が新しく感染しました。想像を絶する数字です。
人口は日本の3倍です。日本に換算すれば一日で22万人を超える数です。
日本より人口の少ないイギリスでも毎日30万人前後、フランスは、20万人前後、スペインで16万人前後、イタリアで12万人前後の感染者が出ていますから、オミクロン株の驚異の一面が伺えます。
では、デルタ株はもうおしまいか?
そこが問題です.
韓国ではデルタ株が元気ですし、中国で感染拡大しているのもデルタ株です。
ただし、日本のデルタ株とは違うデルタ株です。
夏になれば、落ち着くかもと期待していますが、現在は真夏のはずのアルゼンチンが感染拡大していることを考えれば、夏になればという期待も当てにはなりません。
怖れながらもこわがらない。
自分だけは大丈夫という考え方は、そんなわけがないと知るべきです。
そんなことを、知った上で行動し、ウイルスの運び屋にされないように、来年を迎えてくださいね。