中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

世界の砂浜が懐かしい(3)

海と砂浜は、私にとって母の胎内のようなものかもしれない。

かと言って、水泳が好きでもないので水着を持って海岸に近づくこともない。

海を見ること、砂浜を見ることが好きなだけなのです。

砂浜も美しい色でないと好みではない。

世界のあちこちを旅したが、砂浜がきれいだった印象を持っているのは限られている。

ハワイも美しい砂浜だが、あれは人工的に作られたものだと知っている人は少ないでしょう。

マイアミの砂浜は広く長いが、巨大すぎてあまり好きではない。

普通マイアミという場合には、マイアミビーチ市を指すが、私はマイアミ市のほうが好きだ。

マイアミで住もうかと考えて不動屋さんにいろいろ案内してもらった。

外洋から完全に守られている湾内には小さな島がいくつもあって、ある島は超有名人ばかりが住んでいて、船からの観光名所にもなっている。

不動やさんに案内された、日本流に言うとマンションは、湾内の海の側にあり、大きなプールも付いていて、玄関にはガードマンが二人も警備している。

見晴らしの素晴らしい2DKの物件は医師が所有していて、2500万円だった。

家具も全てこのままにしておくから明日からでも住めるよ。ワインだけは持っていくがね、、と医師は言った。

家具が素晴らしく妻が気にいっていたようだ。

マイアミ市の砂浜は、ビーチ市と違って馴染めるタイプだった。

円とドルの交換に入った店のカウンターの向こう側にピストルが置いてあり、その生々しさに、ドラマのマイアミバイスが脳裏によみがえり、治安の良くない所に住むのは止めようと決めた。

それでも、マイアミには4回も訪れている。

マイアミ市から車に乗って、キーウエストに行くのが楽しかった。

セブンマイルブリッジ(11.2㌔)と言う世界一長い海上国道の上を走る快感は言いようがない。

右がメキシコ湾と大西洋を分ける様な位置に架かっている。車が海上を飛んでいるような錯覚をおぼえる。

橋を渡り切るとキーウエストまで42の島々が繋がっていて道の直ぐ側まで海水が寄ってくる感じがする。

いろんな島があり、それぞれに楽しい。

目的のためには手段を選ばないキーウエストは、

「海と老人」の著者ヘミングウエイが住んでいたことで有名な場所でもある。

アメリカ最南端の表記の石碑も建っている。

この島はサンゴ礁の関係か白い砂浜だ。

巨大ハリケーンにしばしば襲われるこの島の建物は低く作られている。

ヘミングウエイが、飼っていた猫の子孫だと言われる猫がアチコチにたくさんいる。