中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

なぜ多いワクチンのデマ

むかし、牛痘(天然痘)が流行したとき、世界中で多数の命が失われた。

ジェンナーが考案し、牛から種痘を取り人々に接種した時、医療者たちでさえ、接種すると牛になるとデマを飛ばした。

70歳以上の人なら腕に4つの種痘の跡が残っているだろう。その後は判子を押した様な感じで簡単に種痘出来るようになった。

天然痘で亡くなった人は多いが、種痘を接種して、牛になった人はいない。

今では天然痘は絶滅した。

インフルエンザのワクチンは鶏のタマゴで作っているが、誰も鶏にはならない。

新型コロナウイルスのワクチンは、近年研究が進んでいたワクチンが持っている遺伝子を利用して作られている。

ファイザーとモデルナはメッセンジャー RNAを利用して作られている。

アストロゼレガと J & Jのワクチンはウイルスの

アデノウイルスベクターを利用して作られている。

従来のワクチン製造法では3年から5年もかかるからだ。

もちろん人類初のワクチンではあるが、種痘と同じように信じる他ない。

多くの人たちが治験に参加して出来上がったワクチンだ。

科学を信じるかどうかの問題であり、訳のわからぬデマを信じる人は科学に疎い人である。

分かったようなことを書いて人々を戸惑わせる輩は昔からいるが、それに騙される人は、詐欺に掛かりやすいタイプの人だとも思う。