人間の一生と、他の動物たちとの一生で違うのは努力と
いうものがあるかないかだと、私は思っている。 人間を
進化させたものはやはり努力だったのではないでしょうか。
しかも、努力する遺伝子を持ったものたちが、より多く生き残り、
次の時代へとつないでいったのではないでしょうか。
そうだとすれば、ほとんどの人たちに努力するという遺伝子が
受け継がれているはずだと思える。その遺伝子が現在ONに
なっているのかOFFになっているのかも大いに関係ある。
子供のころからとんとん拍子できた人たちには、ONとかOFF
とかという感覚もないかもしれないが、あるときから自分が大きく
変わった、花ひらいたという感覚を持っている人ならば、分かって
くれるとおもう。 花ひらいたことなど一度もない・・・と思っている
人たちには、今後に花ひらく機会がやってくると言うことことでもある。
中学生までは数学なって全然だった・・という人がいる。高校に
なって、数学が面白く、分かり易くなったらしい。 そこで大学では
生物学を学んだそうだが・・・さっぱり芽がでなかったそうだ。
アメリカには、13年周期と17年周期でセミが大発生するということを
知っている人は多いだろうと思う。なぜならば・・・必ずニュースに
取り上げられるからだ。 米・東海岸北部では17年周期の蝉が、
南部では13年周期の蝉がいるらしい。 映像を見ると、その数や
恐ろしいばかりであって、セミの啼く声もすさまじいので窓を開ける
こともできないほどなのだ。 どうして・・13年と17周期で地上に出て
来るのか?? 日本の蝉は・・基本的に7~8年周期らしいが、米の
ように大発生するわけでもない。
その生物学者がアメリカへ研究に行き、現場でセミの大発生を見て、
何故なのか??を研究した。 それまでも、多くの学者が研究したが
分からなかったらしい。 その人は僅か一昼夜24時間で謎を解いて
みせた。 その研究が大きく世界から評価され、いまでは年に1千万円
の研究費を10年間もらえるようになり、自分を取り巻くあらゆる環境まで
24時間で、私の人生は変わりましたという。 それほど極端でないに
しても、世の中には同じようなことがいっぱいある。
だが・・・普段から・・・努力していない人には、決してそう言うチャンスは
訪れれない。不断の努力で、たくさんの引き出しに蓄えておいてこそ、
そのチャンスが生かされる。 コロナ禍は、そういう人たちにとってビッグ
チャンスになるだろうと思う。