大方の台風は日本に接近するほどに勢力が落ちるのだが、
現在、日本を襲う可能性のある台風10号は発達しながら
日本に近づくというこれまでにない現象だ。
日本近海の海水温が高いことから、このような現象が生まれている。
だから、昨日あたりのヘストパスカルの数値をみても脅威を感じない。
日本に近づくほどに勢力が増すという台風は経験がないだけに油断
してしまう。 気象庁も、それを勘案して早目の警告を出してくれて
いるのだが・・・それでもピンとこないから習慣と言おうものは恐ろしい。
今の予報では九州のやや西寄りを通過するだろうと言われているが、
台風は進行方向の右寄りが危ないということなのだから、九州は
すっぽりと入ることになる。 少しでも被害の内容に、ご用心ください。
6日午前には特別警報級の中心気圧915ヘクトパスカル、中心付近の
最大風速55メートル、最大瞬間風速80メートルにまで発達する見通しだ。
51年以降、中心気圧930ヘクトパスカル以下の猛烈な勢力で日本列島に
上陸したのは、伊勢湾台風と死者・行方不明者202人を出した61年の
「第2室戸台風」、同48人を出した「台風13号(93年)」の3例だけで、
いずれも甚大な被害が出ている。