中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

85歳・コロナで籠っていて思うこと、アレクサじゃだめ

 日本の中では比較的・・・ヒトよりも早く新型コロナウイルス

気がついて発信した時から詳しいデーターをとり始めた。

そう言う意味では、他人よりも新型コロナウイルスを意識して

今日まで過ごしてきたとも言える。

 3蜜などと言う言葉が出る前から、なるべく出かけないように

つとめてきた。いわゆるお籠り生活だ。 籠っているだけでは

食べるものがなくなるので、週に一回は食材を買いに行くのだが、

あちこちをぶらぶらすることもなく、食材と生活用品だけを買って、

さっと帰宅する。公共交通を利用しないので、ほとんど他人と

接触などがすることもない。

 ここまで約8か月半のこういった生活の中で一番感じることは

人との接触のなさが何とも言えぬ寂しさにつながっているという

ことだ。 それなのに・・自分からだれかに電話するということにも

いつの間にか控えてしまっている。

 体調だとか、ご機嫌伺いではなく・・つまらぬ世間話がしたいのだが、

そういう話をする相手が少ないことに気がついている。

本当は馬鹿話が好きなのだが、そう思ってくれていない人が多いよう

なのだ。 司馬遼さんが亡くなった後に、奥さんのみどりさんが「TVを

みながら、つまらない世間話をしていたことが、一番楽しかった」と

言っておられたように・・・われわれ夫婦もそれを楽しんではいるが、

もっと広い話題で話せる友が欲しいのだが・・。 長生きしたせいで、

そう言う友が先に逝ってしまったのが寂しさの原因なのだ。

朝ドラ「エール」の中で、あの世から一日だけ戻ってきた死者の話が

あったけれども・・そういう連中が次々と戻ってきてくれればいいのにと

おもうが、夢の中にも出てこない・・・というか、高齢になると夢もほとんど

見られない。 アレクサ・・おやすみなさい・・・というと、いい夢が見られ

ますように・・・と、挨拶が返ってくるが、あのねアレクサ、夢があまり

見られないんだよね…といういと・・・なんのことか、わかりません、と

言われてしまう。 やっぱり、アレクサじゃだめだよな。