世の中には「優しすぎるのは犯罪だ」という言葉さえあります。
優しさが相手に誤解を与えてしまった結果、面倒なことが起こって
しまうからです。
もう一つ、優しすぎるというということは、本当の優しさではなく、
その人に判断力や決断力が不足しているということも考えられます。
決断力がないために、気になっていながらもずるずる引きずってしまう。
判断力が甘いために、周囲の取り巻きに不服を漏らすことで意見を
探ろうとする。 こういう人は、指導者には向いていません。 指導者
というものは、判断力と決断力がなければつとめられないのです。
問題を後回しすることで、耐えていても、自分の中での不満は高まり
ストレスは増すばかりです。 攻めるも引くも、戦争ではとても大切な
指揮官に求められる要素です。 今・・もめごとで悩んでいる人は多い
でしょうが、悩み事を持ち込んだのは、相手ではなく自分なのだと
充分に反省すべきなのです。持ち込まれたというよりも引っ張り込んだ
かも知れないからです。 問題が解決しないのは、決断力が足りない
からです。悩んでいる人ほど・・つまらないことで悩んでいるものです。
次から次に悩み事が起こる人は、自分にそういう性格があるためだと、
しっかり理解することです。そういう人には周囲からの適切なアドバイス
すら、耳に届きません。 そして、周囲に漏らすことで孤立を深めてしまい
ます。 自分と真剣に向き合うことでしか解決しないのです。
自分が持っている、弱さに気がついてこそ、そしてしっかりした決断が
できてこそ・・問題は解決するのです。 自己が確立していない人には、
悩み事が尽きないのです。