貿易戦争なんて甘い話ではありません。もう貿易戦争は古い話
です。 新型コロナウイルス発生から、突然のように米中関係が
ぎくしゃくしてきました。 新型コロナ禍の責任のなすりつけ合いを
している内に、アメリカは全土がコロナ禍にまみれ、考えてもみな
かった感染者数と死亡者数を招き大統領選挙に影響を与えるまで
になっている。 その間隙を縫ったかのように、中国は香港に対して
突然のように厳しい法律を突き付けて、有無をも言わさぬ態度を
とり、周辺国に対しても不気味は圧力をかけだした。 最初からの
ストーリーではなく、トランプがつきつけた「中国責任論」に対しての
世界的支持を見て、態度を硬化させたのではないかと思っている。
新型コロナウイルスは中国の責任であり、それに対して各国は賠償を
要求する・・・と言った風潮は中国としては絶対に許せないことだろう。
そこで、香港問題を利用して、世界に中国の毅然とした姿勢を示そうと
したのではないだろうか。 トランプ大統領も香港問題を利用して点数を
稼ごうとしているし、ハーウエイの追放に英国を巻き込むことにも成功
したようだ。 毎日のように米中関係は先鋭化している。 まさか戦争と
まではいかないだろうが、台湾を挟んで何が起こるかは予断できない。
売り言葉に買い言葉が飛び交っているが、次は何が起こるのか?
今・・米中関係にそっぽを向いていては世界が見えてこないだろう。