中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

情報に頼ったのだろうか厚労省、あなたは何に頼る?

 アメリカのトランプ大統領は「中国が情報を隠したから世界に

大感染が起こった」と猛烈に批判した。 まあ・・この言い分に

多くに国が賛成するだろうと思う。

 しかし、スペイン風邪の発生国だったアメリカが情報を隠ぺい

したように・・情報というのは隠蔽されたり操作されるものだという

ことも確かなことで、第2次世界大戦で、日本が敗れた要因の大きな

ものとして、アメリカなどの情報作戦に負けたのだと断定しても、

いいほどである。

 だったら、なにを根拠に対策を取るのか??という問題が出てくる。

昔と違って現在のように、ITの世界にあっては、ああゆる情報が溢れて

いるから、今では、情報というものを、どう分析するかという能力が求め

られる。 なにが嘘で何が本当なのかをみる本能的ともいえる能力も

必要かもしれない。 知能指数のことでもなく学歴のことでもなく、専門性

だけのことでもなく何かをキャッチできる能力というものがある。

 それをキャッチできる人とできない人がある。 東京高検検事長の黒川

さんなどは、知能指数も高く学歴もキャリアも申し分なかっただろうが、

本能的な何かが足りない人だったのではないか? 警戒心すら持っていな

かったのかもしれない。 新型コロナウイルスの場合は、何度も書くが香港

初のニュースが私の目を引いたことが、一つのきっかけとなった。 政府の

情報部では、もうこの時点で新型ウイルスの情報を掴んでいたのではないかと

思える。しかし、その情報を「必要な人」に伝えたかどうかだ。 それを感じ取る

能力というものが勝ち負けを決める最初のポイントなのだ。

 知能指数ではなく学歴でもない、人間としての本能的な能力を持っている人が

世のなかにはいっぱいいるものだが、そこに目をつける官僚たちがいないだろう。

官僚たちが薄く浅くなっているように思える。 明治維新のころを知るがよい。

あの頃は、学歴などは関係なかった。 思いもかけない人々が、頭をもたげてきた

ものだった。 明治維新が世界に誇れる改革をやってのけた要因でもあった。

いまの日本の官僚たちは、儒教のもとで中国の発展を妨げる結果となった「科挙

(中国で598年~1905年までの隋から清の時代までの1300年間行われた官僚

登用試験)による登用試験に合格した人たちのような印象がある。頭でっかちばかりじゃ

見えない世の中なんだけど・・・足元が見えてない官僚が多すぎて困ったもんだ。