中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

AI(A1ではなく)の凄さを改めて知る

最後まで読んでいただくと何かを得ます!
最近は、新聞、雑誌、ネットなどでAIという文字を多く目にします。
しかし、AIを(エーワン)だと思う人や(愛アイ)と読む人までいるのです。
AIとは「Artificial intelligence」の略なのです。
「Artificial」=人工の、人工的。 「intelligence」=知性、知能
この二つの英語の頭からとったのがAI(エーアイ)なんですね。
日本語で書いても「人工知能」と4文字なのに、どうしてAIなんて
勘違いするようなものを使うのでしょうね。人工知能ではザサイと思うのでしょうか。
 ところでAIのことはすでにご存じでしょう。
 将棋プロ棋士佐藤天彦名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA」の2番勝負
では、佐藤名人が「PONANZA」に完敗しました。、
今後はPONANZAと将棋界の棋士が対戦することはなくなりました。
PANANZAの方が断然に強いことが証明されたためです。
 コンピューターが人間に勝ったと言っても将棋よりも何倍もの知能を必要とする
囲碁では人間にかなわないだろうと言われていました。
 ところが米グーグル傘下のディープマインド社が開発した「アルファ碁」というのに
世界最強と言われていた韓国棋士が完敗し、「アフファ碁」の強さを見せつけられて
しまいました。今年5月23~27の対戦でした。
 この当時、専門家たちは「将棋」「囲碁」「チェス」などは完全情報ゲームだから
コンピューターが勝てるのだ・・と説明していたものです。
 過去の対戦のすべての情報が公開されているので、それをコンピューターに入力した
後に、なおもディープラーニング(自動的に学習)させているが、情報がないゲームでは
コンピューターも勝てないという説明でした。
 ここからが肝心なところです。
昨日の夕刊に書かれていた記事を読んで驚きました。
「アフファ碁」と「アフファ碁ゼロ」を対戦させるとアルファ碁ゼロが100戦100勝だった
そうなのです。 「アルファ碁」の場合は、棋士の指してを入力し、学習と訓練を重ねたのに
対して、「アルファ碁ゼロ」の場合には、学習用データーなしの白紙の状態から、数日間で
500万回の自己対局で性能を高めたとのことなのです。
 言うならば「完全情報」なしでも強くなったということなのです。専門家の論理も崩された
ことになります。
 AIの凄さ、恐ろしさはここにあります。わずか数日間で500万回も自己対戦できるなど、
学習をどんどん深めて人工知能を高めていくことです。とても人間業ではできません。
 もちろん、人間あってこそのコンピューターですが、今後は自動運転車などだけでは
なく、多くの分野で想像できない進歩を遂げるかもしれません。
 期待半分、おそれ半分。 そんな進歩とは別に、私たちの身近では、つまらないことで
命を落としてしまう出来事も多発しています。これはAIでは防げません。