2020-05-14 国連が「世界大恐慌以来の景気後退」と 国連が、今年の経済成長率が大きく落ち込み、1930年代の 世界大恐慌以来のものになるとの予測を発表しましたが、私は2月に 日本の感染者累計がまだ20名にもなっていない時期に、まったく同じ 予測を書いてきました。私が生まれる5年前に起こった世界大恐慌は その後の日本にも大恐慌をもたらしましたので、忘れることのできない 時代だからです。 国連は、新型コロナウイルスの世界的な感染の影響で、ことしの世界の 経済成長率は前の年と比べてマイナス3.2%になるとの予測を発表しました。 それによりますと、標準的な想定として今後、多くの国が経済活動を徐々に 再開し、感染防止措置も続けた場合、ことしの世界の経済成長率は前の年と 比べてマイナス3.2%となり、1930年代の世界恐慌以来の景気後退になると しています。 このうち、アメリカはマイナス4.8%、日本はマイナス4.2%で、 高成長を続けてきた中国も1.7%のプラス成長にとどまるとしていています。 日本については、「実質賃金と個人消費、住宅投資と輸出の減少によって危機は 来年まで続くだろう」と指摘しています。 また、最悪の想定として、ことし後半に 感染拡大の第2波が押し寄せて、多くの国が来年の前半まで都市の封鎖や経済 活動の制限を延長することが求めらた場合を挙げて、ことしの世界の経済成長率 はマイナス4.9%まで落ち込むおそれがあるとしています。 私の考え方を追加して書いておきます。国連の予測以上の落ち込みがあると 考えています。日本も5年間は不況に苦しむことでしょう。 元の姿に戻るには 5年以上もかかるでしょう。その間に、大地震が起こらないことが条件であって、 もし大地震が起これば、10年間は苦しむことになるかもと思っています。 新型コロナウイルスの第2波、第3波を許せば、予測不可能です。