清原和博氏(52)が久しぶりに晴れやかな舞台に立つことになった。
11月30日に神宮球場で行われる同イベントにおいて「監督」を務めるからだ。
戦力外となった元NPB選手、高卒以上のアマ、米マイナーリーガーを対象に、
日米両国に挑戦する機会の創出を目的とし、11月7日に予選会、同30日に本選を
いずれも試合形式で開催する。清原氏は「監督」として、予選会での選手の
選出や本選での優秀選手を選考する。会見で「正直驚いてます。このような
大役を、野球に携われることを感謝しながら。正直、本当に感謝の気持ちしか
ないです」と気持ちを表現した。16年に覚せい剤取締法違反で懲役2年6月、
執行猶予4年の有罪判決を受けた。今年3月には、厚生労働省主催の依存症の
理解を深めるための普及啓発イベントで、トークショーを行っている。
清原氏は日本のプロ野球史上で屈指の成績を残している。それだけに不名誉
な事件の残像を残したままで終わってほしくない。先日、サニ・スニード氏
に並ぶ82勝を飾ったタイガー・ウッズ氏のように輝かしい復活をしてほしい
と、心から願っている。だれにでも間違いはある、そこから這い上がってこそ
人は認めてくれる。清原さんに言いたいことは、甘やかされてきた道をわすれ、
眼の前に立ちはだかっている崖を這い登れ!ということだ。どんなに甘やかされて
来たかを・・実はよく知っているからだ。