中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「未病」や「がん」を防げる日が来るかも、医学研究

 医学の研究は世界的に進んでいる。とくに「がん」の研究は世界中の研究者が、われ先にと競って研究しているのだから進展は早い。

 しかし、その研究が医療の現場にすぐ活かせるというわけにはいかない。なにしろ人体実験は出来ないんだらか、念入りにすすめるほかない。

 最近一番関心がもたれているのが「エクソソーム」というものだ。それをここで詳しく書くほど簡単なものではないが、一口でいうと、これまでは脳が体内の臓器や器官をすべてを支配していると考えるのが常識だった。しかし、エクソソームの発見でその考え方が覆っている。脳が指示を出すのではなく、体内の各臓器や器官は互いに情報交換しあって生命を維持していることが分かってきたのだった。 どのように情報交換しあうことができるのか。 話が難しくなるので端折る。まあ、各臓器や器官にある細胞から放出される「エクソソーム」と呼ばれるメッセージカプセルがその役割を果たしている。そのカプセルの中には「マイクロRNA」とよばれる遺伝種情報が入っていて体内をかけ巡っている。不思議なのは細胞が「エクソソーム」を作って細胞外へ放出しているということなのだが、話が分からなくなってしまうといけないから・・・ここまで。ただ、一つ厄介なことがある。 がん細胞ってやつは自分の体内で作った「自分の細胞」であるのだが、どのがん細胞も「悪賢く」てがん細胞が生き残るためにあらゆる悪さをする。 エクソソームでさえ、がん細胞を作り出すことで「転移」が起こるという厄介さがある。 今後の研究で、がん医療にどのように活かせるのか??ということが課題だ。