中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

香水の原料は何だろうか

 先日から書いている拓也君との話の続き。

太平洋に日本から出る大量の糞尿を投棄していたと

言う話から、糞尿と言えば香水だって関係があるよ、

もちろん人間の糞尿ではないけれど・・・と言ったら、

彼は信じられないと言ったような顔をした。

もちろんにわかには信じられないのかもしれないが、

香水の原料と動物の糞尿には大きなかかわりがある。

ある・・と言うよりあったという方が、最近では

正しいかもしれないが。 なにし、人間と言うものは、

目的があればなんとしても手に入れるがために、多くの

動物を殺すのだから・・。

 例えば・・厚労省から平成15年5月25日に出された

「生物由来原料基準」の(医薬品、医薬部外品、化粧品)

通達を読めば分かるように、動物、植物の原料に対して

厳しい基準を定めている。

 例えば、麝香鹿などは香水の原料として重宝されていたが

そのために絶滅の危険にさらされた。こんな例はいっぱいある。

 もちろん、動物の分泌物をそのまま香水にするのではない。

ほんのすこし他のものと混ぜるだけで素晴らしい香料へと変身

するのだ。 男女とも、人それぞれに体臭を持っている。体臭は

その人の固有のものもあるが、食べ物によっても体臭は変わる

ものだと思う。たとえばキッコーマン醤油だが、日本で売られて

いるものと外国で売られているものとその成分は違っているようだ。

外国人好みの材料が使われているように思えてならない・・と14年

間の豪州生活の中で感じたのだった。

 香水を選ぶときは、自分の体臭と合うものを選ぶべきだと、今から

40年ほど前に専門家の講演を聞いたことがある。彼はその時、女性は

片方の指の先を自分の性器にふれさせ、もう一方の指に香水をつけて

匂いを合わせるとよい・・と語ったのが印象に残っている。

 自分と合う香水とは、どんな匂いかなど、なかなかわからないから、

ただただ好みで選んでいるのではないだろうか。コンサートホールの

年間指定席を毎年買って交響楽を楽しんでいたが、ある年は、私の

ちょうど前の席に座るおばさんの香水の猛烈な匂いに、その一年間は

嫌な目に遭った。 香水のつけすぎは様にならないが、意外と本人は

気がついていない。 前を通った時にそよ風のように薫るような感じ

だと、思わず振り向いてしまうのだが・・。

 最近は、ほとんどの匂いが合成できるようになっている。自然由来

のものが高価で手に入らなくなってきたからだろう。 香料をわずかに

微妙にブレンドするだけで、かなり違った匂いになるよいうことだ。

自分に合った香水を見つけられた人は幸せになるだろう。異性を惹きつけ

られるような香りってあるのだから。異性がおもわず、ぐっとくる香り

を手に入れた人は幸せを半分手に入れたようなものだ。 でも、その

香りの好き好きは、人さまざまだといううから、幸せもなかなか近づいて

来ないのかもしれない。トイレでも臭いと感じる場合ばかりではないはずだ。

そこが微妙なのが動物的臭覚の持ち主かどうかの分かれ目。 動物は、匂いで

相手を見つけているよね。人間の臭覚は劣化してきているのではないだろうか。

話が変な方向に向かっているので・・ここまで。