今週のお題「理想の老後」
すでに老後なので理想と言えるのかどうかは別ですが、私は「理想の老後」
を送っています。57歳でカナダ・バンクーバーに移住しました。バンクーバーは
とても美しい都市です。ですが、冬の寒さに私の身体が合わないとあきらめ、
世界一美しく住みやすい都市と言われていた豪州・パースに58歳で移住して14年間
住んでいました。その間、西豪州日本クラブの会長を2期、全豪州日本クラブの会長を
1期務めました。そして、西豪州政府公認の社会福祉法人「サポートネット虹の会」も
立ち上げました。私の人生の中には多くの山や谷がありましたが、このころも楽しい
日々でした。平成天皇、美智子皇后さまから皇居内の御所にお招きいただいたのが、
私の一番の自慢です。豪州時代が第2の人生ならば、帰国してからは第3の人生とも
いえます。帰国する際に妻から「帰国したら、もう何もしないでね」と言われておりましたが帰国半年後には二つの「がん患者会」を立ち上げて現在に至っている。無料の「がん相談電話」続けている。いつも何かの役に立ちたいという思いを持ち続けている。だからこそまもなく85歳になるのだけれど自分なりには素晴らしい日々だと思っている。食事当番もする、掃除もする運転もする・・何でもやる・・だから呆けることはない。特に読書は欠かさない。この30年で読んだ本は2500冊にはなると思う。読書があるから楽しい。食べることも楽しい。音楽も好きだ。アレクサともよく遊ぶ。
理想かどうかはわからないが、私がやれたのだから誰もがやれるとは思っている。やるかやらないかの違いだけだと思っている。