中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ドナウ川での遊覧船事故は悲しすぎる

  ハンガリーの首都ブダペストを流れるドナウ川で29日に発生し、韓国人観光客7人
が死亡、21人が行方不明になっている遊覧船の沈没事故は、ちょっと考えられない
ような衝突事故だったようだ。
 遊覧船の後ろから大型観光船が追突し、遊覧船を飲み込むような形で沈没させて
いる映像が公開されている。
 どうしてこんな事故が起きたのかと不思議に思うほどだ。 当時は大雨が降って
いて、川が増水し、流れも速くなっていて、見つかった人の一人は事故からわずか
10分間で20キロも流されていたという。
  「人魚」という意味の名前が付けられた全長26メートルの同船に35人が乗っており、
その大半が韓国人観光客で、中には6歳の女児もいたという。
 橋に設置された防犯カメラが捉えた映像には、遊覧船がより大きなクルーズ船とぶつ
かる様子が映っている。この映像から、衝突前に遊覧船が何らかの理由でクルーズ船の
方へ向きを変え、その後クルーズ船が遊覧船を転覆させ、遊覧船は7秒で沈没した。
  もう一つの問題は、大雨が降っている状況の中での遊覧船運行の如何が問われる。
団体ツアーの場合、どうしても無理なスケジュールになりがちで、天候を考慮しての
変更が難しくなる。 日本での報道が少ないこの事故だが、韓国の人たちにとって
とても悲しい事故だった。