先日、人間ドックと言うのは外国ではほとんど見られない施設だと
書きました。 どうして日本人は人間ドックが好きなのでしょう?
年に1回、人間ドックに行けばそれで安心が買えるような錯覚があるのかも
知れませんね。
私の知人で数十万円も払って人間ドックに入っている人がいます。夫婦で
行くのですから半端な金額ではありません。 貧乏人の私などはとてもそんな
無駄使いはできません。
日帰り人間ドックへ行って安心している人もいますし、3泊も入院して検査を
うける人もいます。
おきたいと思います。
腫瘍マーカー検査によってがんが発見されることは稀です。却って心配な
検査結果を聞いて悩みを抱え込むことの方が心配です。
腫瘍マーカーで大きな数値が出るような人は、それまでに体調に異常があって
検査を受けているでしょう。
腫瘍マーカーには多くの種類があって、その種類によってどの部位がんがあるかも
知れないと予測はできますが、小さな数値の上下は誰にでも起こりうることなので、
健常な人が人間ドックで腫瘍マーカー検査を受けることによって受ける利益は
ほとんどないと言っていいでしょう。
人間ドックに頼る心理現象と言うものを、私は理解できないでいるのですが、
安心を買う・・ということにはならないと思いますが・。