北の凄い決断？白頭血統が韓国へ

　平昌冬季五輪に合わせて北朝鮮が派遣する高官級代表団に金正恩

朝鮮労働党委員長の妹、金与正（キム・ヨジョン）氏が含まれていることが

明らかになった。

　故金日成（キム・イルソン）主席の直系を意味する「白頭血統」の一員が

韓国を訪れるのは初めてのことで注目を集めている。

　北朝鮮を建国した金日成主席はキンニッセイとして日本人の多くに記憶

されていて、この家族は「白頭血統」とも呼ばれている。最近のシベリアからの

大寒波の気流が北朝鮮の白頭山で左右に分かれて日本に流れ込んでいる

ことは良くご存じでしょう・・あの白頭山を意味する「白頭血統」なのです。

今回韓国を訪問する金与正さんは金日成の孫にあたります。

　朝鮮半島が南北に分裂してから、白頭血統の人の韓国訪問が最初だと

言うのですから、北朝鮮の意気込みが分かります。

　オリンピックを利用した北朝鮮の外交は、「ここまでは最高にうまく進めている」

という感じですが、その狙いがどこにあるのか？？？大いに疑問ですね。

　南北統一をしてほしくない？日本政府は戸惑っていることでしょうが、アメリカは

その場限りの政策を取ってくるのではないかと思っている。

　北朝鮮が米、日、韓の関係に「楔（くさび）」を打ち込んだ形になっているが、

今後は４国の外交手腕に大いに注目している。