大谷のメジャー挑戦が決まり、あとはどの球団に行くことになるかということだが、
アメリカでは「大谷騒動」と「大谷の謎」が同時に起こっているようだ。
大谷騒動とは、メジャー30球団の内、少なくとも10球団が大谷獲得に動くだろうと
見られることからそれぞれの球団ごとに戦力構想の見直しなども含めててんやわんや
というところらしい。
大谷の謎というのは、あと2年待てば少なくとも200億円を手にすることができるのに
どうして今なのだ???ということなのである。
ヤンキースに入った田中(当時25歳)は、7年契約、116億円という巨額契約だった。
しかし、大谷の場合はその後の労使協定などの影響を受けて田中の時のようには
いかない。
ポスティングシステムは日米で見直しが進められているが、今年は見送りになる
ようだ。大谷のメジャー移籍が終わってから改めて日米協議をしようということらしい。
大谷選手はそういう意味でも、大きな影響力があると言える。
日米協議が持ち越されたために、大谷のメジャー移籍に伴って日本ハム球団には
約22億円程度の支払いが行われると思われる。
ところが、23歳の大谷選手はメジャー契約ではなくマイナー契約とされるために、
年俸が最高で6千万円と少ないのだ。彼は日本ハムでも1億円以上取っている。
田中選手の例になぞらえれば、少なくとも・・年俸10億円と言ってもよいぐらいなのにだ。
記事が全米に流れているのだ。
もちろん彼はいつまでもマイナーにいるような選手ではないから、近い将来にメジャー
昇格するだろう。その際に彼は日常的に二刀流に挑戦させてもらえるのかどうかという
問題が残っている。
ポスティング契約の際に、彼は二刀流にこだわった契約ができるのか?彼の要求を
メジャー球団が受け入れるのか?? も、注目されている。
大谷は田中やダルビッシュや前田のように、日本で多くの実績を作っているわけではない。
華やかな一時期を見せつけることはしたけれど、それが本来の実力なのかどうかも分から
ない・・・と、メジャー球団の側も考えているとすればどんな決着が待っているのだろうか。