中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ミャンマーのロヒンギャン問題

ミャンマーイスラム教徒の少数派ロヒンギャへの圧力強化の過程で
ロヒンギャ人が警官や軍隊などから暴行を受けている映像が流れたことで
世界からミャンマーへの非難が集中している。
アウンサンスーチーさんへのノーベル平和賞を取り下げるべきだという運動
も起こった。
たぶん、アウンサンスーチーさんは、国内でどんなことが行われているのかを
把握できない状態だとも思われるが、世界には彼女に期待していたものが
大きいだけに失望も大きい。
ロヒンギャ武装集団の「アラカンロヒンギャ救済軍(ARSA)」を持つに至って
いるが、多くの難民がバングラデシュに流れ込んでいる。
ARSAはミャンマー政府に休戦を申し出たがミャンマー政権の事実上のトップ、
アウンサンスーチー国家顧問の報道官はCNNの取材に「テロリストとは交渉しない」と
答え、停戦の申し出を拒ARSA否した。
ロヒンギャ問題の歴史は長い。
「国を持たない」民族は世界にいくつかある。「国を失った人」も世界中に存在する。
国の保護と言うものを当たり前のように思っている人は、ロヒンギャ問題に注目
してほしいと思う。実は、日本人の中にも「国籍がない人」がいるのですから。