歴史的な首脳会談はいろいろあるだろうけど、あすの朝鮮半島の
南北首脳会談にはいろんな要素があるので注目している。
朝鮮半島は、第2次世界戦争と言われるあの戦争が終わった時点では
一つの国だった。 ロシアとアメリカと言う世界の強国が南北に分断させて
きたことと無関係ではない。
しかし、朝鮮の人たちにとって北も南もなく(遠い昔の朝鮮半島3国という
歴史は有っても)親族が南北に散らばって生活していたのだった。
南北に分けられた後に、朝鮮戦争がはじまり、南北が憎しみ合うという
不幸な結果となってしまった。
巻き返し作戦を始め、特に仁川上陸作戦が成功して一気に連合軍が北に
侵攻し、中国国境付近まで進軍して決着がつくかに見えた。
押し戻したのだった。
そこで休戦条約がむすばれた。休戦の書類に署名したのは、北朝鮮、韓国、
今回の南北首脳会談で、休戦条約を「終戦」と言う形に変え、以後の和平
条約を結ぼうではないかという案が出ているようだ。南北が和平条約に賛成
した後はアメリカが同意するかどうかにかかっている。 そういうこともあって
文大統領は5月中旬にアメリカでトランプ氏と会うそうだ。
問題は「非核化」だが、この問題は簡単ではない。 非核化した北朝鮮は
何の脅威もない国になってしまうからだ。 核を持っている国と持ってはいけない
国をどうして差をつけるのかと言う「正論」を金正恩がトランプにぶつけたときに
会談が終わってしまうのか・・それでも会談が行われるのかにも注目している。