中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

明日の南北首脳会談に注目している

 歴史的な首脳会談はいろいろあるだろうけど、あすの朝鮮半島
南北首脳会談にはいろんな要素があるので注目している。
 朝鮮半島は、第2次世界戦争と言われるあの戦争が終わった時点では
一つの国だった。 ロシアとアメリカと言う世界の強国が南北に分断させて
しまったのだった。 もちろんこれには日本が朝鮮半島支配下に置いて
きたことと無関係ではない。
 しかし、朝鮮の人たちにとって北も南もなく(遠い昔の朝鮮半島3国という
歴史は有っても)親族が南北に散らばって生活していたのだった。
 南北に分けられた後に、朝鮮戦争がはじまり、南北が憎しみ合うという
不幸な結果となってしまった。
 朝鮮戦争を思い出してみると、当初は北朝鮮が優位だった。このままでは
北朝鮮に制圧されてしまうという時点でアメリカをはじめとする連合軍が
巻き返し作戦を始め、特に仁川上陸作戦が成功して一気に連合軍が北に
侵攻し、中国国境付近まで進軍して決着がつくかに見えた。
 その時点で、中国は中国軍ではなく「義勇軍」すなわち、北朝鮮を助ける
ための志願兵による義勇軍朝鮮半島に攻め込み、38度線付近まで
押し戻したのだった。
 そこで休戦条約がむすばれた。休戦の書類に署名したのは、北朝鮮、韓国、
連合国代表としてのアメリカであって、中国の義勇軍は参加していない。
 今回の南北首脳会談で、休戦条約を「終戦」と言う形に変え、以後の和平
条約を結ぼうではないかという案が出ているようだ。南北が和平条約に賛成
した後はアメリカが同意するかどうかにかかっている。 そういうこともあって
文大統領は5月中旬にアメリカでトランプ氏と会うそうだ。
 問題は「非核化」だが、この問題は簡単ではない。 非核化した北朝鮮
何の脅威もない国になってしまうからだ。 核を持っている国と持ってはいけない
国をどうして差をつけるのかと言う「正論」を金正恩がトランプにぶつけたときに
会談が終わってしまうのか・・それでも会談が行われるのかにも注目している。